Foghat '80s


美しかったフォガットの70年代が終わり、80年代は試行錯誤の時代。個人的には試行錯誤なんかしなくても、ブギロック道を追求していれば何の問題もなかっただろうにと思うのですが。

1980年代に入っての最初のアルバムが「Tight Shoes」。フィオルッチの広告みたいなカバーで、内容もかなりテンションが落ちて来ています。

1981 年には「Girls To Chat & Boys To Bounce」を出しますが、ロッド・プライスが抜けて代わりにEric Cartwrightが入ったり、プロデュース兼ベースにNick Jamesonが戻ったりと人間関係のごたごたも続きます。音の方は80年代パワー・ポップ。
それでもけたたましいサウンドにポップなメロディそしてキメのフレーズというFoghatらしさは残っていたのでファンとしては見放させないのです。


1981 年の「In The Mood For Something Rude」はR&Bのカバーアルバム。もともとブルース・バンド出身。これまでもR&Bフィーリング溢れる曲と演奏をみせていた Foghatなので、まあ出して当然、いったんルーツに戻ってということなのでしょうが、正直言って期待外れでした。
(ジャケットの美女の胸元が、裏ジャケでアップになっているのに、メンバーの頭が邪魔して肝心な部分が見えません...これも期待外れだな)

もうこういう音が大手を振っていられる時代ではなくなりつつありました。ただLonesome Daveは、パンクなどに自分と近しい感覚を感じていたようで、自分達にとっても追い風になるだろうと思っていたようですが。

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