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12月, 2007の投稿を表示しています

AC/DC

AC/DCの一連のアルバムが紙ジャケで再発されていたのでこれは全部買わなきゃと思ったけど、流石にそれはバカなので悩み悩んだ挙げ句、次の2枚を購入。でも最終的には全部買うと思いますが(笑 Dirty Deeds Done Dirt Cheap If You Want Blood You've Got It 悪事と地獄は(恥ずかしながら)持っていなかったので。 ギター殺人事件はライブなのでLPからのリッピングが面倒くさそうなので。 とにかくボクはハードロックが好き! サバス系のバリバリガリガリしたヘビーメタル、ハードスタッフ系のドンスカしたヘビーロック、フリー系のブルースベースのハードロック、そしてパイやAC/DCやフォガットに代表されるハードブギ。 この中でも現役なのはやっぱりAC/DCだしね。 以下、某所からの引用(自分で書いたんだけど) 「AC/DCっていう変なバンド名は、交流と直流どっちもOK、つまり両刀使いという意味でして。あっ僕はそんな趣味はないですけど。で、ギターの奴が学 生服着てランドセルを背負って出てくるんですよ。おまけに頭はヘッドバンギングしながら、足は”両足で”交互にリズムを取り、さらにリードギターを弾くん ですが、こんなこと世界中の誰も真似出来ません。それに、ステージはおろかホール中を駆け回るという体力もあるし、ボーカルの奴は変な帽子被って声変わり してないような声を出して歌うんですよ。 でも決してイロモノじゃなくて、古来からのブギ・ロックを現代に伝承する偉大なバンドなんです。ノー・ギミック、ノー・エレクトリックでつまらないギター ソロもやらず、リフとリズムカッティングとリズム隊、それにボーカルだけでエキサイティングな音楽をやってくれます。異星人から地球の代表的な音楽を聞か せてくれと頼まれたら、僕ならビーフハートとスティーリー・ダンとAC/DCを聞かせますね。 ただ惜しむらくは数年に1枚しかアルバムを出さないし、20年に1回しか来日してくれないんですよ。次の来日は2020年だから、お互い生きていないかもしれませんね、はっはっは」 これは力作だったなぁ。

Amy Winehouse / Back to Black

名前と顔だけは知っていたのだけど、MOJOなど向こうの雑誌で大絶賛されていて、とうとうMOJO誌の表紙を飾る(この写真がまたエラく格好良い)までになったエイミー・ワインハウス。 ようやく9月に日本盤が出て、日本発売が遅れたお詫びにボーナス6曲、値段も2000円を切る積極プライスだったので買ってみました。 ひぇ〜、申し訳ございません。もっと早く輸入盤で聴いておくべきでした。英国人なのにブルース感覚溢れるソウル! えーっと、Dusty in Memphisのモダン版というか、これは本物のソウルですよ。 そこらのナンチャッてソウル・ディーバ達とはモノが違いますな。 昔から、ブルースやソウルに憧れ、なりきってしまう英国人は数多く、ブリティッシュブルース、ブリティッシュソウルとして一定の人気はあるのですが、久々の大物登場ですね。特に女性としては・・・うーん、90年代のアシッド・ジャズのブームの頃に誰かいたっけ? というくらい久し振り。 しばらく聴きまくることになりそう。

Best Re-Issues of The Year

同じくUNCUTの選んだ再発ベスト20。 とてもじゃないけど10枚に収まらないので20位まで紹介。 Joy Division / Unknown Pleasure Sonic Youth / Daydream Nation Sly & The Family Stone / There's A Riot Goin' On Neil Young / Live At Massey hall Young Marble Giants / Colossal Youth Pink Floyd / The Piper At The Gate Of Dawn Leonard Cohen / Song Of Leonard Cohen Fairport Convention / Lige & Lief David Bowie / Young Americans The Bonzo Dog Doo-Dah Band / Gorilla Gene Clark / Gene Clark with The Gosdin Brothers Prefab Sprout / Steve McQueen Stephen Stills / Just Roll Tape Karen Dalton / Cotton Eyed Joe Seefeel / Quique Moby Grape / Moby Grape Trees / On The Shore Lou Reed / Berlin Dexy's Midnight Runners / Too-Rye-Ay The House Of Love / The House Of Love リアルタイムで買ったのが8枚、後追いで聴いたのが6枚、ベスト盤あるいは発掘盤で結局聴いているのが3枚。 結局キャレン・ダルトンのライブとステファン・スティルスは買うだろうから、なんだほとんど全部聴く事になるじゃん。 これだけ再発ラッシュが続き、さらに新しい音も追いかけないといけないワケだから、若い人は大変だろうな。

Best 10 Album by UNCUT

英国のUNCUT誌が選んだ2007年ベストアルバムのトップ10 LCD Soundsystem / Sound Of Silver Arctic Monkeys / Favourite Worst Nightmare P.J.Harvey / White Chalk R.Plant & A.Krauss / Raising Sand Wilco / Sky Blue Sky Robert Wyatt / Comicopera The Holdsteady / Boys And Girls In America The White Stripes / Icky Thump Radiohead / In Rainbows Klaxons / Myths Of The New Future なんつうか意外な感じですね。UNCUTという雑誌の性格からすると1位は特に意外。NME辺りと同じかと思ってしまいますよ。 3,4,5,6辺りはUNCUTらしいチョイスですが。 UNCUTのここ数年のベストアルバムはWarren Zevon, Bob Dylan, Brian WIlson, Arcade Fireですから、今年だけどうかしちゃったんですかね。

The Song Remains The Same

あーぁ、買ってしまった(笑 DVDもあるし、聴かなくても内容は判るし、パスしてもいいかなと思っていたのだけど、HMVで現物がズラっと並んでいるところを見て、思わず手に取り、LP未収録曲が6曲もあることに目が眩み、思わず購入してしまいました。 しかしなぁ、当時はLP2枚組だったので泣く泣く収録を諦めたんであって、これがジミー・ペイジでなければ2枚組の値段でLP3枚にして出すなんてことをしたんだろうな。 先日のリユニオンコンサートもいずれDVD/CDでリリースされると思うけど、その前にまずこのCDで本来のゼップを思い切り堪能して、ゼップの疑似体験をしてからリユニオン体験して欲しいですね。

Rocky Horror Picture Show

やはりディスクの中を整理していたら出てきたビデオファイル。 だいたい10年位前に20世紀FOXが配布していたデータみたいですね。 あまりに感動的な場面なので、YouTubeに転がっていた現代の技術でencodeした高画質ファイルを貼っておきます。 ロッキーホラー・ピクチャー・ショーについては多くの人が語っている中から、自分で書いたコメントを引用。 ロンドン・キャストは当然(?)観てないとしても、ジョーン・ジェット主演の2000年ブロードウェイ版はチケットが取れず、イーストビレッジの映画の方はびびって入れずで、映画とDVDでしか観てないのが自分的にはちょっと情けない。 昔、はじめて映画館で観た時は、これとモンティ・パイソン・アンド・ナウの二本立てだったような記憶が。60年代~70年代初頭のロンドンというキーワード・リンクだったんでしょうか(笑) いわゆるサブカル系キーワードがちりばめられていて、観る人によって自由な解釈が可能なところがカルトな人気を得ている最大の理由かな。 ラストで歌われる「I'm Going Home」、フランクン・フルターは帰るのかもしれないけど、映画のメッセージとしては「あっちの世界に行こうよ」と誘っているんだよね。実際に行っちゃった人も世界中に大勢いそう。 あっちの世界への入口はもちろん「The Time Warp」が歌い踊られるあのホール。 あ、若い頃のスーザン・サランドンが綺麗で、おまけにちょっとエッチ。この頃から大好きで、「僕の好きなアメリカンお姉さん御三家」の一角を占めてます。

Led Zeppelin Reunion

風邪で3日間臥せっている間に世間は大きく変わりましたねー。 やはり一大事件はLed Zeppelinの再結成でしょうか。 寝て、起きたら終わっていたという感じで、リアルタイムにウォッチできなかったのがちょっと残念ですが、今はYouTubeとかもあるし追体験する材料には事欠きません、たぶん。 Creamのちょっと情けない再結成よりは今回は多少まともなのかなと期待したいです。 今朝は早起きしたので世界で何が起きているのか調べようとテレビをつけたら、いきなりレッド・ツェッペリンの再結成ライブのニュースが。驚きました。朝のワイドショーのネタとしてゼップの2回目の再結成が取り上げられるのか!? まぁワイドショーなので、これがアーメット・アーティガンの追悼コンサートであることとかはどうでもよくて、チケットの値段がオークションで幾らになったとかそんな話題が中心ですが。 で、小倉智昭氏(洋楽ファン、ゼップの初来日公演も見てる)が「でも、日本じゃディープ・パープルの方が人気あったんだよなぁ」という発言に思わず膝を打ちましたね。 そうだよ、リアルタイム的にはパープルの方が人気あったんだよ。判り易いアレンジ、情緒的な演奏、シンプルで意味のない歌詞、歌謡曲みたいなハードロックをやってたバンド。で、オレ達知的な(笑い)ゼップファンは「Burn」以前のパープルはエンターティナー、ゼップはパフォーマーとして捉えていたもんな。 パープルを認めるようになったのはファンキーなFreeみたいな音を出し始めたデビカバ加入後のBurnからだもの。 あの頃、ミュージック・ライフとか音楽専科とかいったミーハーな雑誌を読んではパープル最高と言っていた青少年たち、まさか今回のゼップ再結成を「ツェッペリン尊敬していたんだよ、あぁ観に行きたい・・」とか言ってないだろうな(笑 あ、そういう人たちは既にロックは卒業しているか。 考えてみれば、ゼップもサバスもあまり人気なかったもんな。パープルとかELPとか判り易くて情緒的なのは日本では×。ストーンズやディランやフェイセズのあのルーズなノリも70年代一般的なロック少年には人気なかったもんな。その代わり、キッスとか大西洋を渡った後のロッドとか。 ここら辺の昔話をすると、根っからのロック少年だったのか、根は歌謡曲だけどお勉強としてロックを聴いてたか判っちゃうから恐ろしいね。 ロキ

The U.S. vs. John Lennon

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The U.S. vs. John Lennon、邦題「ピース・ベッド」を観てきました。 公開初日なのに席は1/4くらいしか埋まってません。忘年会シーズンの土曜日の深夜ということもあるのかもしれないけど意外。 無邪気にアメリカと対峙していたジョン・レノンが、どんどん思索を深め行動的になり成長して行き、そしてある一線を越えてしまった。 具体的にはアビー・ホフマンとかジェリー・ルービンあるいはブラック・パンサーとの結びつき。 あまりに巨大になったジョン・レノンに脅威を感じた当時のニクソン大統領、フーバーFBI長官たちがジョンを国外追放しようとする・・・というのが全体のバックボーンで、これを掘り下げる事でジョンの人となり、その存在が何であったかを明らかにしようという、これは非常に優れたドキュメンタリーでした。 ジョンのファンであれば一度は見たような映像、写真がふんだんに使われそういった面での新発見はあまりありませんが、こうして整理されて提示されると良く判りますね。 1966年の疲れが見え始めたビートルズから1976年のショーン・レノンの誕生までの約10年間、激動の60年代後半と内省の70年代前半に関して予備知識があればさらに良く判ると思います。 たとえば、ジョージ・マクガヴァンが何故あれほど期待されたのかとか、アビー・ホフマンやジェリー・ルービンがその後どういう活動(転向)をしたのかとか、ちょっと調べて観に行くのが良いかと。 あと恥ずかしながらこの映画で初めて知った、ニクソンがあれほどジョンを脅威に感じた理由。アメリカでは1971年に選挙権が21歳から18歳に引き下げられ、一気に1000千万人以上の「若い」有権者が登場しました。その新しい有権者に大きな影響力を持っていたのがジョンなワケだからそりゃぁ脅威に感じるわけですよね。 徴兵は18歳からだしベトナム戦争は真っ最中だし、政治的意識の高い有権者1000万人ですからね。 今の日本で選挙権を18歳に引き下げたら、大量の衆愚発生だな/w あと、小さなことですが、ジョン・シンクレアの救援コンサートが開催される場所、「ミシガン州アナーバー」と字幕に出てきます。実際の発音はどうであれ、このミシガン大学のあるこの大学町の名前は我々音楽ファンにとっては「アン・アーバー」として知られている場所です。10万人収容の大ホールがあるんですよ。

Blind Faith at Madison Square Garden

今夏のCrossroads Guitar Festivalで25年振りの共演したStevie WinwoodとEric Claptonが2月にマヂソン・スクエア・ガーデンで再びライブをやるそうです。 年明けにはWinwoodの5年振りくらいのニューアルバムも出るので、それの景気付けということでしょう。 Blind FaithのMSGライブというと1969年だから、この二人でMSGに出るのはほぼ30年振り。 あの時のライブはBlind Faithのアルバムのポップさよりも、真っ黒けでブルージーな演奏が強かったように記憶してます。Stormy Mondayとか延々と演奏したりしてね。 といかにも観てきたように書けるのも、このジャケット写真を粗雑にコピーしたようなブートレグを何故か持っていて、あのBlind FaithのMSGライブだと有り難がって何度も何度も聴いていたから。 このライブも正式な発掘ライブ、できれば前座も含めた完全版が待ち遠しいですね。 なにせ、前座はドクター・ジョンとデラニー&ボニー。 つまり、ここでの共演を契機にクラプトンはBlind Faithを捨ててデラボニとくっつき、英国スワンプが始まる訳ですから。 そういう二重の意味で興味深いライブなんだけどなぁ・・・

CISCO

老舗の輸入レコード屋CISCOが店舗販売を止め通販に特化するみたいです。 告知 が出てます。 TowerとかHMVといった大型輸入レコード店が日本進出する前は、輸入レコード屋はこうしたマニアックなお店が主流だったんですよ。 英国モノに強いとか、NWに強いとか、中古の品揃えが多いとか、みな何らかの特色を出していて、こういうレコードを探すのはあの店、こういうのこっちの店という具合に、渋谷や新宿を歩き回りながら買い集めたものです。 だからTowerが進出してきた時も別に驚きもしないし嬉しくもなかったですね。品揃えは普通だし、そんなに安い訳でもないし。ただそれまで輸入レコード を買うという習慣のないライトな洋楽ファン(つまりマジョリティ)が輸入レコードを抵抗無く買うようになったのはやはりTowerの功績だったんでしょう ね。 ボクもここ10年以上Ciscoには足を運んでいないけど、渋谷の街などであの青いレコード袋を見かけるたびに、あぁまだCiscoは健在なんだなぁと嬉しく思っていたんですが、もうあの袋を見る事もないのかと思うと寂しい限りです。

Girl On A Motorcycle

邦題は「あの胸にもう一度」 意外とコンスタントに映画に出ているマリアンヌ・フェイスフルの久し振りの主演映画「やわらかい手」の公開を記念して、彼女の大出世作である「あの胸にもう一度」が文化村(しかし、この恥ずかしい名前なんとかならんのか。自分をニヒリストと自称するニヒリストはいないぜ)でリバイル上映。 今月いっぱいは上映していそうなので、時間があれば観に行こうかなぁ。 7日までは毎日、それ以降は金/土だけのレイトショーなので凄い混む予感もします。 以前コレクターズエディションDVDのオマケで付いてきたTシャツを見せびらかしに行きたい気もしますし(笑 とにかく裸に皮ジャン、ビッグハーレー。 このイメージで映画を撮り切ったのが偉いです>ジャック・カーディフ 関心空間: あの胸にもう一度

映画の日

12月1日は年に一度の映画の日・・・ってことを失念してました。 11/30日の時点では「明日は12月1日」と認識していたのに、朝起きたらすっかり忘れていました。 新聞を読んでもTVを観ても気がつかず、夕方になってようやく「あ、今日は12月1日だ、映画の日だ!!」 くぅー、午前中に気がついていれば、どこか映画館へ行って安く観たのになぁ。 都内だとどこも満員になるんだろうけど、地方はほら娯楽の宝庫ですから(笑、わざわざ金払って暗い場所で2時間もじっとするなんてことしませんから。映画の日であっても空いてます。が、行けなかった。 まぁ公開中のプログラムをチェックしてみると、敢えて観なくちゃいけない映画は見当たらないので諦めは付くんですが。 もっとも、安く入れる日はどうでもいい映画観ますけど(笑

Morrison Hotel / The Doors

The Doorsの5枚目。 1970年発表だから、ボクがロックを聴くようになるずっと前に出たアルバム。 当時(たぶん今も)ドアーズは1枚目傑作、2枚目大傑作、それ以降パワーダウンして、ライブが出て、L.A.ウーマンが遺作になったよという認識をされていたと思います。 なので、ソフト・パレードとかモリソン・ホテルは、「ドアーズがお好きだったらどうぞ」というアルバムでしたね。 たぶん、ドアーズをサイケデリックなロック、文学的なロック、知的なロックという捉え方をしている限りはたぶんそうなんでしょうね。 ただ80年代以降、アウトテイクとか未発表ライブが出回るようになって、日本では今イチ判らなかったドアーズの別の側面が見えてきた。要するにドアーズって「LAのアングラブルースバンドじゃん!」 そういう目でみると、実はドアーズって全部傑作、捨てアルバムなし。もちろん初期と後期では音の感触は大きく違うけど、ダークでブルージーな後期の、特にこのモリソン・ホテルと最後のLAウーマンのブルース感覚は病み付きになりますね。 このアルバムのA面はHard Rock Cafe、B面はMorrison Hotelというのだけど、ジャケット裏にはHard Rock Cafeというカフェの写真が使われていて、あのハード・ロック・カフェもそこから名前を頂いたらしい・・・というのが定説だったんだけど、実は こういうこと だったようです。