Foghat 3rd


翌1973年、またまたFoghatというタイトルの2ndアルバムを出します。

便宜上、1972年物を1st、1973年物をR&Rと呼ぶことになっています。ジャケットの写真を見てもらえれば判るのですが、Rock and Roll、つまり小石とロールパンというジョークの効いたジャケットですね。
またこのアルバムは彼等の最初のゴールド・アルバムになりました。
このアルバムからの音はもう完全にフォガット節。ツィン・ギター、シンプルなリズム、決めまくりのサビ。
きっとアメリカのフリーウェイなんかを走りながらFMからフォガットが流れてくると思わず一緒に歌ってしまうだろうなぁと思いますね。
実際、日本でもそうしてたんだから。フォガットだけで90分のテープを作り、一人で海へ行くときは行き帰りもフォガットを大音量で一緒に歌い、帰ってくるとノドががらがら。波乗りに行ったのやら、カラオケに行ったのやら(笑






そして1974年に「Energized」(邦題は「電撃フォガット」!!)を発表。
もうこの時点でFoghatはロックの主流も主流、あのバッド・カンパニーを前座にするわ、コンサートはいつも満員だわで、人気は最高に盛り上がっていました。ただし米国内だけ。日本では寂しいものでしたが。

このEnergizedにはビッグ・ジョー・ターナーの「Honey Hush」(ただしアレンジはジョニー・バーネットバージョン)やバディ・ホリーの「That'll Be The Day」といったカバーも含まれています。特に前者は、ヤードバーズやエアロスミスでもお馴染みのあの曲、つまり「トレイン・ケプト・ア・ローリン」の元ネタでもあります。

まぁ音は当然フォガット節。
頭の良い奴は絶対聴いてないだろうなぁというワーキングクラス御用達、今ならDQN系なんすかね?
でもこのノリに身体が反応しないようじゃロック聴いても面白くないでしょう。

コメント

このブログの人気の投稿

Fire and Rain - 旅立ちの時

サム・フィリップス♀

Foghat 1st