Fire and Rain - 旅立ちの時


Running On Emptyといってもジャクソン・ブラウンじゃなくて、シドニー・ルメット監督リバー・フェニックス主演の映画「旅立ちの時」の方。
この映画の中の重要な場面とラストでも使われているのがジェイムス・テイラーの「ファイヤー・アンド・レイン」。映画館では観る事ができなかったけどその後深夜TVでも放映され、DVDをレンタルし、その度に胸が締め付けられるほどの切なさにいたたまれなくなる映画と曲です。

映画の方は60年代末から70年代初頭の激動の時代に活動家としてFBIから追われる身になった夫婦とその子供達の物語。
この曲Fire and Rainはその夫婦のもとにかつての活動家仲間が集まるパーティシーンで流れます。まさに火も雨も経験した人々が別れざるを得なかった人々を思い踊るシーンが忘れ難いです。
そしてラスト、親と子がそれぞれの幸せを願いつつ別れるシーン。ここで再び同じ曲が、いつか再会できるであろうという希望を願う歌として使われています。

Fire and Rain、その曲単独でも素晴らしい曲なんですが、ボクにとってはこの映画で使われたことでさらに印象深く忘れられない名曲となりました。ちょうど最初の結婚をした頃でもあるし(笑

最近なんどか思わぬところでこの曲を耳にする機会があり、思わずセンチになってしまいました。
リバー・フェニックスは早すぎる死を迎え、ジェイムス・テイラーはすっかり髪が抜け、この映画を一緒に観た女性とは既に別れ、ボクもまた新らたな転機を迎えつつあり・・・いつになくジェイムス・テイラーの声が心に染み、映画の親子のその後に思いを馳せています。




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