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Blogger's in trouble

なんか本日8月6日の夕方からBloggerの挙動が変ですね。 具体的には、blogspot.comで提供されているブログのページ右上に表示される「サイン・イン」などの表記が全て英語になってます。 またエントリーをポストしようとログインすると管理画面が全部英語。 日本語の入力は通るし、日本語の表示も今のところ問題ないのですが、気持ち悪いですね。 日本時間では夕方だけど、米国ではちょうと8月6日の0:00時頃からこうなったようにも思えるので、何か日付関係の処理で不具合があるんじゃないかと思いますが。 まぁこういう時は「気にしない」ということで。

Music SNS

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Last.fm、無料の楽曲ストリーミング開始。350万楽曲を用意 えっと、これは先月のリニューアル時からの話しですよね。 まぁプレサービス期間が終わり、正式なサービスとして開始したということかな? 音楽系のSNSはLast.fmとiLikeとMySpaceにアカウントを持っているんですが、アクセス頻度はLast.fm > iLike >>>> MySpace という感じですね。 Last.fm もiLikeも自分が聴いた曲をトラッキングしてくれるのが素敵。 iLikeのはiTunesに寄生する形でインストールされるのが嫌でインストールしていなかったので、これまでは主にLast.fmのscrobblerを使ってました。 なので Last.fm のプレイリストをみると自分がどんな奴なのか怖いくらい判ってしまいそうで可笑しい。 iLikeのはSNSとしての濃さはないんだけど、その代わりミュージシャンの情報が充実しているのが好きで、状況や気分に応じてLast.fm と iLikeを使い分けています。MySpaceは結局お子様インディバンドと出会い系ばかりで使えねぇって感じだし。 音楽や映像のストーリミングはどうしてもライセンス問題が絡むので米国外への送信不可とかレーベルによって送信不可とか制限があるのは判るんですが、Lasf.fm にこれまで日本向けストリーミングが無かったり、逆にiLikeはどこでも平気でストリーミングしてくれたりで、どういう線引きがされているのか意味不明。 でもこれで正式にLast.fmもiLikeもストリーミングできるようになったのは喜ばしいです。 ただDownload購入する場合はアフィリでiTunesなりHMVへ誘導するみたいなので、日本のiTMS、HMVで購入可能になっているか、あるいは購入できない場合の導線をどうするかといった使い心地の点で差が出てくるのでしょうね。 あ、それとiPhone用クライアントだ。 iLikeの方はWebアプリだしまだまだ機能不足だけどiPhone対応しているのに、Last.fm のクライアントが日本では公開されていないのが気になります。いずれ出てくると良いのだけど、ライセンスなどの問題で日本版公開ができないとしたら嫌だなぁ。 でもそこら辺も万全の対応をしてもらえると、iPhoneはiPo

Phish on Internet Radio

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iPhone/iTouch用のインターネット・ラジオ用アプリには興味があったんだけど、あまり3G網に負担がかかることはしたくないし、かといってWi-Fi環境でしか使えないアプリを有料で買うのもなぁとスルーしてました。 が、孫社長がまだまだ余裕発言しているのを見てこちらもポリシー変更。 Tuner Internet Radioを購入、インストールしました。 自宅でiTunesを聴く時はラジオを聴く機会が多いんですよね。選曲しなくてそれなりの曲がかかるので楽だし。 とりあえずこれで外出時でもWi-Fi環境、3G環境問わずラジオが聴けるようになりました。 さっそくiPhone片手にラジオを聴きながら花火見物に出かけましたが途中で雨。ヤバい、iPhoneは雨に弱い!! 弱気になって花火はあきらめ自宅に戻り、Tuner Internet Radioのブックマークをせっせと作成。 だいたい聴く局は決まっているのだけど、3G環境で128Kbpsのストリームはきつそうだし、かといって32Kbpsだと音質が・・・ということで一局づつ実際の3G環境下で聴いてみて適切なレートを選んでブックマーク。 こういう作業は自分的には徹夜しても気にならないくらい楽しいものなので、2時間くらいかけてブックマークが完成しました。 iPod Classicには自分のLP/CDコレクション数千枚分が入り、iPhoneではお好みのラジオが聴け、もうこれからの外出時には耳が8個くらい必要ですね(笑 ちなみに、ブックマークの先頭は Phish の公式ラジオLive Phish Radio(http://radio.nugs.net:8002)なんだけど、ビットレートが高すぎて3Gでは聴けない場合がありそう。 しかし、PhishとかDeadとかダラダラ聴けて、ライブ音源がうじゃうじゃあるバンドってラジオとの親和性高いですね。 いくら聴いても飽きないし、何回聴いても同じ音源が出て来ないのもある意味すごいです。

Eastern Promises

デビッド・クローネンバーグ(デビクロ)の最新作、実質的にはヒストリー・オブ・バイオレンス以来2年振りの「イースタン・プロミス」を観てきました。 90年代はなかったことになっているらしいデビクロですが、前作の「ヒストリー・オブ・バイオレンス」とこの「イースタン・プロミス」。ヴィーゴ・モーテンセンと組んだこの2作で完全に「巨匠」になりましたね。 昔の「スキャナーズ」みたいなB級SFのグロ描写が今や人間の業をリアルに表現する為の人体破壊描写に繋がっていることは明らか。 やはり昔の「デッド・ゾーン」や「フライ」での、冷酷な運命に対峙する人間を冷静にでもシンパシーを持って描く、いかにもカナダ人らしい感性も健在。というかさらに深みを増しているし。 またヴィーゴ・モーテンセンという、一般的には指輪物語の馳夫(aka アラルゴン)役で有名だけど実はXのエクシーンの元夫、という派手ではないけど危ない人間を表現させれば当代一のパートナーを得たこともデビクロにとっては幸運でしたね。 さて、「イースタン・プロミス」はロンドンのロシアン・マフィアを巡る物語だけど、それに関しては特に社会的なメッセージがあるワケではない。 チェチェンに対するロシア政府の弾圧・・・とかいう話しは抜きに、やはりチェチェンマフィアは怖いぜという感覚的な怖さを訴えるための過激な人体破壊シーンとか、格闘シーンとか。これ、ダメな人はダメでしょうね。ボクもそういうシーンは生理的に受け付けないんだけど、人間の持つ暴力性や業の深さを表現する一手法でもあるので、これはもう目を瞑ってでもスクリーンを見つめていなければなりません。 ゴッドファーザーシリーズを思いおこすような神話性をも漂わせる人物たちとストーリー。余韻すら残さずに終わらせる潔さ。ストーリーテラーとしても映像作家としてもここ2作でクローネンバーグがより大きな存在となったことを感じさせるフィルムノワールでした。 ボクの好きなナオミ・ワッツがヒロインで出演。この人はデビューが遅かったせいもあり、流行のアラフォー的な佇まいや歳を感じさせる肌の感じとか、演技なのか地なのかわからないんですが好演してます。 またロシアンマフィアのドンのオカマのバカ息子がバンサン・カッセル。ボクの好きなモニカ・ベルッチの旦那なんですが、この人はリュック・ベッソンの「ジャンヌ・ダルク」であの青髭ことジル

Dennis Wilson

待望のデニス・ウィルソン「Pacific Ocean Blue」のCDが到着。 いや、これは嬉しい。聴きまくっています。既に3回くらい聴いた(笑 CD2枚組で、1枚目はPacific Ocean Blueにボーナストラックを追加したもの。 2枚目はその時のアウトテイクと彼の2ndソロとして企画していた「Bambu」用に録音されたもの。幻のBambuが蘇ったわけでして、なんかBB5の「Smile」みたいなものですかね。 Pacificの方はデニスの名曲、名演、名唱が再びたっぷり聴けるようになったので誠に嬉しい。 問題の2枚目、Bambuの方。これは想像以上に良いです。当時ちゃんとリリースしていれば(というかそれ以前に完成していれば)相当な話題になっただろうし、デニス・ウィルソンも正当な評価をしてもらえたんじゃないでしょうか。なんでこれを「コマーシャルじゃない」と判断したんだろうな、レコード会社は。 具体的な音としては、バン・ダイク・パークスとかLA周辺の連中をかき集め、ニルソンの「プッシー・キャット」みたいなゴージャスなサウンドに仕立てたところにデニスのハスキーボイスが絡み、かつ曲も最高。 70年代後半から80年代初頭にかけてのロサンジェルス一帯の爛れたデカダンスな雰囲気を音にしたようなものですね。 だいたいデニス自身、60年代後半からメチャクチャな人生を送っていて、チャールズ・マンソン一派との関わりとか、アル中問題とか、節操のない女性関係とか、LA/西海岸の表の面よりもダークサイドの方を代表する暮らしをしていたので、結果としてこのような音になったのでしょうね。 でも音楽に関する才能はもう天才としか言いようがないです。こんなにロマンチックな曲がかけ、ナイーブな歌詞を書き、あんな声なのに誰にも歌えないように美しく歌う。 一度デニスの人生を知り、彼の音楽を聴いてしまうとその魅力から逃れようがないのでは。 下に紹介するルイス・シャイナーの「グリンプス」。シャイナーはサイバーパンクなSF小説を書くのですが、どれも男の子にとってはかなりロマンティック。 このSF小説はタイムトリップしてドアーズやジミヘンやブライアン・ウィルソンのアルバム制作を手伝うというストーリーなのですが、ブライアン・ウィルソンの場面でデニスがちょこっと描かれています。それがもうデニスの人となりを知っているか

Dream Of Life

パティに関連してもう一つ。 今年(2008年)のサンダンスで話題だった、写真家Steven Sebringが撮ったパティのドキュメンタリー映画「Dream Of Life」。これまで各地の映画祭を回っていましたが、とうとう先週スウェーデンで一般公開が始まり、さらに来月はNYCを皮切りに北米でも一般公開開始です。 まぁ普通の映画館でかけるような映画ではないので見られる場所は限られてしまうんですが、そのうち日本でも上映して欲しいですね。 ライブ風景もあり、昔のエイモス・ポーあたりが撮ったと思われるプライベート風景、そしてインタビューなど、パティがどんなに重要な人なのか判っているファンにとっては必見の映画かと思います。 レニー・ケイやオリバー・レイなどバンドメンバーの他に、フィリップ・グラス、(レッチリの)フリー、トム・バーライン、サム・シェパードなども出ているらしいです。

The Coral Sea

マイブラのケビン・シールズのもう1枚はパティ・スミスのライブパフォーマンスのバックを務めた「The Coral Sear」 これは日本でも既に発売されています。 パティ・スミスが2005年と2006年にロンドンで行なったポエトリー・リーディングのパフォーマンスのバッキングをケビン・シールズが務め、その後のリミックまでも手がけた、ほぼ17年振りのフル・アルバム。 音の方はいろんなレビューを読んでみましたがよく判りません。たぶんケビン・シールズらしい音響を持った演奏らしいのですが。ただ2005年のパフォーマンスと2006年のそれとではかなり異なったアプローチでバッキングしている模様。 これはもう聴いてみるしかないですね。 またパティの方はかつて恋人であり同志でもあったロバート・メイプルソープを偲んだ詩集「The Coral Sea」の朗読。 パティのライブを経験した人は判ると思いますが単なる朗読ではないロックな朗読です。 彼女の場合、別にバックが誰であろうがパフォーマンスのクオリティが変わることはないのですが、今回はバックがバックですから普段以上のものが期待できそう。 あと問題はやはり朗読という点ですね。さすがに1時間以上のCDが2枚ですから、よほど英会話に堪能でないと追いつけないかも。パティのお友達にジム・キャロルというロッカー/詩人がいて、ボクはこの人のポエトリー・リーディングの音源をいくつか持っているのですが、さすがに辛い。 できれば詩集の方のThe Coral Seaを片手に聴きたいですね。

My Bloody Valentine (Remaster)

いわゆるシューゲイザー(ShoeGazer)なバンドの代表格でもあるMy Bloody Valentine(通称ブラメリ)。 もう一方の雄であるジーザス&メリー・チェインは来日はするわ、紙ジャケでリイシューされるわで再び盛り上がってますが、何とブラメリにも動きが! Lovelessが出たのが1991年の年末。それから15年、マイブラがレコーディングしているらしい、ライブをやるらしい、新作の準備が終わったらしいetc, etcという噂は日常茶飯事。音楽雑誌はネタが尽きたらマイブラかシド・バレットの噂でお茶を濁す状態が続いてましたが、今度こそ本物。 まず最初は(たった)2枚しかないオリジナル・アルバムのリマスター再発。 本国英国では9月1日発売。 ただ問題が2点。 一つはボーナス曲がないこと。1980年代末から1990年代初頭にかけロックを聴いていた人でマイブラのCD/LPを持っていない人はまずいないと思われる。果たしてリマスターということだけでまた買い直すのか?まぁマイブラの場合、音が格段に良くなるということであれば、買い直してもいいなと思いますが。 もう一つは幻のコンピレーションは今回も出ないということ。 彼らの場合、シングルやミニ・アルバムがうじゃうじゃ出ていて、しかもそれらはアルバムにひけを取らないものが多い。 なので、実はマイブラの場合はアルバムだけでは不十分。シングルだけ、ミニアルバムだけの名曲だけ集めても凄いコンピが出来るのだが。ボクも全シングル、ミニアルバムを持っているワケではないので、最低限「Strawberry Wine」「Glider」「Tremolo」あたりをぶち込んだ編集盤が欲しいんですよね。 とりあえずケビン・シールズ関係のレコードは今年の夏は3枚出るので、マイブラ飢餓状態が17年続いてるNW青少年はやっと溜飲を下げることができます。 あれ3枚? Isn't Anything と Loveless と もう一枚は次のエントリーで

ロックンロール

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今日、電車の中でこんな Tシャツ を着ている人がいた。 ゼップのTシャツなんだけど、何の曲を演奏しているところなのか一目瞭然。あの名曲「ロックンロール」だぜ!! 格好良い、格好良過ぎる。 カタカナで「ロックンロール」(笑 もしかして、バックプリントで「黒犬」とか入っていないか? そういえば昔、「フェラーリ」と書かれた赤いツナギを着たドリフト小僧を見かけたような気がするが(爆 あれにインスピレーションを受けたんだろうか!? キッスなんかが「車岩石都市」なんて入ったTシャツを作ればウケるかもしれないな。 でも今のマイブーム的にはBlue Oyster Cult に「死神」、絵柄はもちろんカウベル! が欲しいです。

Where's davelewisandhismusic.com

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元Andwellaで2004年には奇跡の来日を果たし和久井さんはじめとする東京Andwellaをバックに感動的なライブを繰り広げてくれたDave Lewis。 (詳しくは こちら ) その後、マネージャーのキャロライン・ベル嬢(ホアキン・コルテスのマネージメントなどもしていたそう)と結婚し・・・というところまで知っていたのですが、久し振りに彼のサイトをチェックしたところ、ドメインが失効してました。 今はhttp://www.davelewisandhismusic.com/にアクセスするとNetwork Solutionsのページに飛ばされてしまい、サイトを見る事ができません。 7月4日で失効しているので、キャリー、手続きを忘れていたのかも。 (ちなみにGoogleキャッシュは こんな感じ ) とにかくドメインが失効しているのでメールしたくても届きません(泣 MySpaceの方はこのところアクセスがないみたいだし。 昔、キャリーが別ドメインから送ってくれたメールがあるはずなのでそれを探してメールしてみるか、MySpaceでメッセージを送っておくか。 たぶん、ダブリン界隈のギグ情報を調べれば健在なことは確かめられるんでしょうが。でもちょっと心配でもあります。

Last.fm

先週末に Last.fm がリニューアルをしたらしい。 これまでのLast.fmは、どことなくもっさりした動作、痒いところに手が届かない微妙な詰めの甘さが見られ、面白いし便利なんだけど今一つ踏み込んで使う気になれなかった。 iPod やiTunesでのプレイ履歴をもとに、トラックリストを表示するウィジェットなんかは、ボク自身もあちこちに貼付けているけど(例えばこのページの左サ イド)、レビューとかコメントとかイベントリストとか、書き始めてはみたけど使い勝手の悪さが敷居になって三日坊主で終わっちゃったり。 今回のリニューアルで自身のプロフィールを軸に、音楽SNSの本領発揮という感じで使い込んでいけそう。 日本ではなかなか離陸できないMySpaceなんかよりも、よほど草の根的なコミュニケーションの繋がりが期待できそう。 し かし、こうして自分のライブラリとかトップリストとかを見せつけられると、人生観そのものまで露にされるようでちょっと恥ずかしいね。自分のトップ10を 見ても、あぁこんなもんだろうなロックだなというリストだが、もしリストの上位にキャンディーズとか松田聖子とか、日本のフォーク歌謡とかが入ってたりし たら死ぬ程恥ずかしいと思うぞ。

Live at The BBC / Maria McKee

ちょっと前に出ていたマリア・マッキーのライブ。 ここ数年、スタジオ作の合間に過去のライブや最近のライブなどほぼ毎年何かしら出しているが、このライブは1991年マンチェスター大学と1993年ケンブリッジ、ともに英国でのライブ。 ソロになったばかりの時期なので、音の方はローン・ジャスティス〜ソロ2作目までのあの感じ。 ジャケット写真も若く美しい。 全19曲。CDの規格いっぱいに曲と熱気を詰め込んだようです。 できれば2枚組になってもいいので、それぞれのライブのコンプリートを聴きたいです。ローン・ジャスティス/マリア・マッキーファンとしては。彼女のサウンドと声が聴ければそれでOKですから。 選曲はローン・ジャスティスから(当時)出たばかりの2ndソロまでまんべんなく。 たぶん来日公演もこのようなパワフルなものだったのだろうなと、せっかくのライブを見逃したことが返す返すも残念でなりません。 考えてみれば、彼女のような熱いボーカルを聴かせてくれるシンガーって最近出てないものなぁ。 ついキャシー・マクドナルドの新作をiTMSで買ってしまったり(これも良かった)、リン・ケアリーのママ・ライオンを血眼で探したり(ライオンにおっぱいのジャケが欲しい!)、金子マリさんのライブに行きそびれたり、YouTubeで誰も知らないような南部の素人ブルースシンガーを見つけて喜んだりしています。

iPodの悪魔

iPodを曲シャッフルモードで聴いていると、絶妙な選曲をしてくれることがままあり、どういうロジックでシャッフルしているのか不思議でならなかった。 が、今日は確信したね。これは絶対中に誰かが入っている。マクスウェルの悪魔ならぬiPodの悪魔が。 Elvisの「Gentle On My Mind」。スワンプ時代のエルビスを聴きながら、「おぉー、やっぱこの頃のエルビスはロックだったなぁ」と感慨に耽った次の曲が・・ Paul Simonの「 Graceland 」。 このiPodには145GB、曲にして約30,000曲が入っている。 それが、よりよって、この2曲が連続することなんてあるのか。 もう、歌詞まで読み取って、「エルビスだったからグレイスランド繋がりで次はポール・サイモンね」と下手なDJ顔負けの選曲しちゃうんだもんなぁ、iPod。

Pacific Ocean Blue

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ビーチ・ボーイズのDennis Wilson。 ウィルソン兄弟含めたBB5の中で最も無邪気でナイーブで、そして唯一本物のサーファーだったデニス。 マリナ・デル・レイの海中に消えて30年以上。でも未だ多くのファンから人気を集めていたが、唯一のソロ作は一度だけCD化されてその後ずっと廃盤状態。 が、今年になってその「Pacific Ocean Blue」がリイシュー!! これは事件ですね。もう今年のリイシューベスト10のトップは決まりって感じ。 しかも幻のソロ2nd作(ブートは出てたけど)Bambooとのカップリング!! いやぁ、参ったなぁこれは。 US盤は先月出ているので、US盤にしようか日本盤にしようかさんざん逡巡。結局、日本盤にしてしまいました。届くのは今月末。 UNCUT誌のリイシュー盤レビューでも大きく、見開き2ページで大々的にフィーチャーされてまして、評価は当然五つ星(つまり最高)。 やはり判っている奴は判っているんだなぁ。

LPをリッピング

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SONYからUSBインターフェイス内蔵のレコードプレイヤー「PS-LX300USB」ってのが発売になる模様。 これで死蔵してあるLPをリッピングして・・というのがウリの一つみたいだけどちょっと待った(笑 LPからのリッピングをウリにした製品はこれまでも幾つか出てますね。 ただ今回はれっきとしたAVメーカーであるSONYからというのがキモで、そこがニュース価値にもなっているんでしょうけど、実際にこの製品を必要とするユーザってどういう人? ・基本的にはLPをいっぱい持っている人  LP数十枚から数百枚レベルならCDに買い替えた方が得 ・でもLPプレイヤーもAVシステムも持っていない  あれば買う必要なし つまり、LPを1000枚とかそれ以上所有していて、かつプレイヤーもない。そんな奴っているのか? まぁ例えば実家にLPが山ほどあり、AVシステムもあるけど、何年もLPプレイヤーを使っていないので腐ったあるいは壊れた、あるいはプレイヤーを捨てられてしまった人が該当するのかな。 プレイヤー単体でみると、ベルト駆動でRIAAイコライザー内蔵。山のようにLPを持っている人なら、もっとちゃんとしたプレイヤーを持っていると思うのだけど。 イコライザーにしてもプライヤー内蔵レベルとは比較にならない立派なイコライザーアンプを持っているいるんじゃないですかね。 なので、こんな安物プレイヤーを買うより、既に持っている立派なプレイヤーにオーディオキャプチャー(例えばRolandのUA-4FX)を組み合わせた方が、総合的には安く済むし、ちゃんとした音質でリッピングできると思うのですが。 そういうのが面倒くさい、あるいは知らない人向けの製品ということなのかなぁ。 さて、LPからリッピング、機材とソフトがあっても、その手間は想像を絶しています。 既に数百枚のリッピングをこなしたボクが言うのだから間違い無し。よほどの暇と根性がないと、せっかくこういう機材を用意しても挫折しちゃうかも。 大きな問題点は2点。 第一点は、「LPは等倍速でしかリッピングできない」 これはけっこう大きいです。CDだと10倍速くらいでリッピングできますからね。でもLPは実時間。A/B面で40分のLPならリッピングにかかる時間も40分。 一日10時間かかりきりでリッピングしても15枚しかリップできません。これが2枚組とか、下手した

Maria Muldaur

しまった。 この人生において二番目くらいに重大な失敗かもしれない。 3月6日のマリア・マルダー日本公演に行くのを忘れていた・・・ その前日、Bird Song Cafeでマスターと「Tom's Cabinの聴かずに死ねるか、マリア・マルダーだから行かなくちゃね。」という会話を交わしたばかりなのに、6日になったらすっかり忘れていた。 もう二度と観れないかもしれないのに。 70年代のソロデビュー作から4枚目くらいまではその歌声、サウンドそして色気過剰な佇まい含めて文句の付けようのないオールド・タイム・レディー。 この辺りのアルバムを聴きまくった人も多いでしょうね。 80年代以降のブルース路線も大好きで、少し貫禄を増した体型で南部音楽どっぷりの歌を聴かせてくれてました。 個人的には「Louisiana Love Call」があの頃の最高傑作かな。 70年代には売れ線の音楽を意識しちゃった頃もあるけど、80年代以降の完全にマイナー落ちしてからの芳醇さもたまりません。 あー、しかし、ホント聴かずに死ねるかだよなぁ。残念。

あーあ日本の歌謡曲かぁ

意識的にロックを聴くようになった1973年以降、日本の歌謡曲/フォーク/インストバンドといった類いの音は全く聴いていない。何かの拍子で音が耳に入り「これはロックだ」と認識した場合は「日本のロック」として曲名、バンド名を調べることはする。 信頼できる(つまり根がロックな)奴から薦められたものは一応聴く。 なのでここ35年間の日本の歌謡曲がどういうサウンドを鳴らしていたのか全く知らなかった。 が、先日、1970年代の歌謡曲以降を浴びる程、それも解説付きで聴く(聴かされる)機会があった。 1970年代=アレンジャーはジャズ屋さん。フォーマットはストリングス・オーケストラ。サウンドはクラシックのポピュラーアレンジ。歌唱はコーラス、つまり真っ白け。黒くあろうとする努力すらなし。楽曲は職業作家提供。 1980年代=アレンジャーはロック屋さん。フォーマットは打ち込み。基本的なサウンドアレンジメントは70年代と変わらず、プロの弦楽奏者がクビになりシンセに置き換わっただけ。 1990年代=アレンジャーはロック屋さん。フォーマットは打ち込みまたはロックバンド。サウンドはロック(リズムセクションとリード楽器、隙間埋め用鍵盤) なんか歌謡曲からいわゆるJポップに至る流れというのは、コストダウンの歴史に他ならないのだね。 本来はミュージカル・エリートたちが素人に近いシンガーをもり立てるという形式だったのが、そのエリートたちを放逐し、シンセなどの電子デバイスに置き換えたり、あるいはロックバンドフォーマットにすることで音楽家の数を減らすあるいは質を下げることでコストダウンするという図式。 まる一日聴かされて分かったのがこれだけというのも大変な話だ。 でもまぁとにかくコストダウンに伴う質の低下は明らかで、これでCDの売上が減ったのはユーザの違法行為のせいだと言われても、言いがかりとしか思えないね。 60年代から70年代のロック(ジャズやソウルも)は、今から振り返ってもとんでもなくレベルの高いものが揃っていて、例えばRoxyのSong for Europe。欧州の歴史的終末感を恋愛の終末感をダブルミーニングで織り込み、恋愛の終わりを歌っているようで実は欧州の終わりをも嘆いている。そういう重厚な音楽を聴いて育った人たちが、「誰かを好きになったら友達に寝取られて悲しいけどマジで切れるぜ」なんてシンプルな

Now or Never

映画「 ピース・ベッド 」に関連して。 列車に揺られながら、iPodから聴こえて来た歌声で一気に目が覚めた。 この歌が創られ歌われたのは1972年から1973年にかけて。既にFBIなど国家権力はジョンを危険人物と捉え1972年の大統領選挙で疑心暗鬼状態のニクソンからも目を付けられていた時期。 外出すればあからさまに尾行され、盗聴や監視、もしかしたら手紙の盗み読みなども行なわれ、ジョンもヨーコも怯えていた頃・・・ が、この二人はそんなことにはおかまいなく、言うべき事は言うというスタンスを貫く。もう天晴れとしかいいようがない。 歌詞もメッセージも音楽も素晴らしいが、文字通りの身の危険も顧みないその姿勢。愛と平和のジョンというイメージでは捉え切れない、「闘うジョン&ヨーコ」の面目躍如ですね。 さらに、35年前に発せられたこのメッセージが2008年の、今のアメリカに於いても有効というのがあまりに悲しい。 去年創られた歌だと言われても不思議じゃないもの。 Are we gonna keep pushing our children to drugs? Are we gonna keep driving them insane? Are we gonna keep laying empty words and fists? Are we gonna be remembered as the century that failed? People of america, when will we learn? Its now or never, theres no time to lose. Are we gonna keep sending our youths to war? Are we gonna keep scaring rice fields and infants? Are we gonna keep watching dead bodies over dinner? Are we gonna be known as the century that kills? People of america, when will we stop? Its no or never, theres no time to waste. Are we gonna keep

Dirk Hamilton

中目黒のRock Bar/Cafe「 Bird Song Cafe 」へ開店4周年のご挨拶に行って来ました。 開店したのは4年前、2004年の2月。本当は先月だったんだけど、落ち着いてから行こうと思いつつ忘れていました。忘れてないけど思い出せないってやつですかね(笑 週末に長野の実家でLPを整理していたらDirk Hamiktonの1stがポロっと出て来まして、ジャケットを見た途端、「あ。Bird Song Cafeへ行かなくちゃ・・・」 マスターのmixiでのプロフィール写真がDirk Hamiltonの1stからの頂きなんですよ。 そんなワケでダーク・ハミルトン。 70年代のSSWの中でもガッツ溢れる曲と歌声、ホーンも交えたソウルフルだけどあくまで白人風にロックンロールするサウンド。AORでもない、スワンプでもない、ブルーアイドソウルでもない、だけど泥臭くソウルフルな唯一無比なロックンロール。 そのデビュー作はリアルタイムでは聴く事はできなかったけど、この3枚目のアルバムからはリアルタイムに聴いて後追いで1stから聴くほど一時はのめり込みました。 何せ情報的には皆無な人なので、レコードで聴ける音とジャケットに書かれたクレジットを基に自分で評価するしかないのですが、Rolling Stone誌で「One of the Most Unforgettable Albums of the '70's.」と言われてやっと溜飲を下げることができました。 たぶん客観的には「渋く泥臭いスプリングスティーン・フォロワーの一人」ということになるのかと。 熱く鬱陶しい歌声、ホーンの入ったサウンド、R&R/R&Bからのあからさまな影響などなど、スプリングスティーンと重なる部分もあるけど、スプリングスティーンほどのキャッチーさ、分かり易さがない辺りがB級扱いされた原因でしょうね。 でも音と歌声の熱さは負けない。キャッチーなメロディもないけど、有無を言わせぬ説得力でDirk Hamiltonの世界に引きずり込まれてしまいます。 当時、リアルタイムにこの音を聴いて引きずり込まれた人は多くないと思うけど、このガッツにしびれた人は(多分)未だに聴き続けているんだろうなぁと思います。 ボクもこのガッツ野郎にヤラれてしまった一人。30年経った今でも、初期のアルバムを聴

Dr. Feelgood

これもパンクかと問われれば、厳密にはパンクじゃないけどアチチュードの面では限りなくパンクに近いパブロック。 フィールグッズ登場時とパンク勃興は微妙に重なっているので、フィールグッズが何者なのかちょい誤解があったりしましたが。パンク登場以前のブリティッシュ・ロックの最新かつ最良の部分ということで、よいのかな? しかし、ウィルコ・ジョンソン(笑 こういうギターを浴びる程聴いてしまうと、もうギタリストなんてのはウィルコ・ジョンソンとポール・コゾフさえいれば充分という気がしてしまいます。

Tom Robinson Band

Policeがパンクのフリしたプログレバンドだったように、Tom Robinson Bandのように普通のB級ハードロックバンドもパンクのどさくさに紛れてデビューしてました。 ポリスはボクみたいなパンク原理主義少年達からは毛嫌いされていたけど、TRBの方はまぁいいかという感じ。というか、こういうのもありだよねと許されてましたね。それはやはり社会性あるメッセージとシンプルな歌詞のせいで、音はともかくアチチュードはパンクだよねとみんな感じていたんでしょうね。 2-4-6-8 Motorway Don't Take No for an Answer Right On Sister Long Hot Summer Power in the Dakness 等々、一緒に口ずさめる歌も多数。 なんかパンク期のオアシスみたいだ。

Dedicated

本日、実家でのLP→MP3リッピングで最も盛り上がった1枚。 コステロの「Ship Of Fools」なんていかにもな曲もだが、特にお気に入りなのがWarren Zevon & David Lindleyによる「Casey Jones」 これを大音量で聴くのは快感以外の何者でもないですね。

Bird Song Cafe

中目黒のロック・バー「 Bird Song Cafe 」が開店4周年。 記念パーティをずっとやっていたらしいんですが、どうもタイミングが合わず。 どうもご無沙汰してしまっていかん。 しかしもう4年かぁ。 ボクはデイブ・ルイスの日本ツアー打ち上げに誘われ、おまけに二日目のライブではわざわざボクのためにSaint Bartholomewを歌ってもらうという光栄に預かっていたのでした。 ちょうどその前後にこの「 Bird Song Cafe 」も開店したのでした。 店名の由来は、実際にマスターに伺うのが良いと思うんですが、ネタを明かせばGrateful DeadのBord Song。 DeadがJanisのことを歌った曲・・・なんともサンフランシスコですねぇ。 もう少しして落ち着いたら、また顔を出してみよう。

Neville Brothers

ネビル・ブラザースがTV番組用に収録した1989年のライブ。 地元ニュー・オーリンズはストーリーヴィルの会場に、ネビルスゆかりのアーティスト(ミュージシャンだけじゃないのがポイント)を迎えて14曲。 ジョン・ハイアット デニス・クエイド(俳優) ボニー・レイット(あちこち顔を出す) グレッグ・オールマン(何度も顔を出し、Midnight Riderもキメる) バックウィート・ザディコ ディキシー・カップス などのその筋によっては超豪華ゲストですからね。 日本でもNHKで放映されたことがあったかと思います。 で、無事DVD化されていたんですね、気がつかなかった。 前半はロック系の人脈で、それがシスター・ローザを挟んで後半はルイジアナの黒い世界へという構成も素晴らしく、ビデオデッキが壊れるほど観ましたもんね(それは言い過ぎ とにかくこの伝説的ライブ、1時間で終わってしまうのが持ったなく、もしコンプリート版があれば是非とも出して欲しかったのですが、TV向けライブというとで本当にこれだけだったのかしれなませんね、あー勿体ない。 そうそうニューオーリンズの観衆もノリノリ。ネビルズとバックウィートの共演なんて好きな人なら感涙モノだと思うんですが、バックウィートの歌う「Ya-Ya」、ディキシー・カップスの歌う「Brother John/Iko Iko」に興奮しノリノリで踊りまくるお姉さんたちが素晴らしい。もうスワンプのノリが身体の芯まで染み込んでいるんでしょうね。 もしタイムマシンがあれば体験してみたいライブの一つです。

June 4, 1976

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1976年の6月4日。Sex Pistolsがマンチェスターでは初めてのギグ。 主催はハワード・デヴォートとピート・シェリーのバズコックス頭痛持ちコンビ。 観客数は諸説あるが40人前後。 しかし、その観客の中にいたのは、Factoryレーベルを興すことになるトニー・ウィルソン、Factoryのハウスプロデューサになるマーティン・ハネット、スミスで80年代を風靡するモリッシー、自称英国パンク10人衆(だっけ?)のミック・ハックネル、英国一性格の悪い男マーク・E・スミス。 それとピーター・フックとバーナード・サムナー。 「種は蒔かれた」としか言いようのない夜だったに違いない。 この後からマッドチェスターまでについては日本でも2003年に公開されたマイケル・ウィンターボトムの「24 Hour Party People」で追体験できるが、その24 Hour...の前半はイアン・カーティスの自死までがリアルに描かれている。 そして昨年、写真家のアントン・コービンが初監督した映画が「Control」。Joy DivisionとIan Curtisに焦点が絞られている辺り、24 Hour..よりさらに切実感が増しているのではないかと期待。 3月からシネマ・ライズで上映開始。絶対観なくては。 関心空間: 24 Hour Party People

John 'Speedy' Keen

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えっと、1/16のMacworldに絡めた Thunderclap Newmanに関するエントリー で、John 'Speedy' Keenに関して、"もう少し活動を続ければパブロック〜NWの流れにも乗れたんでしょうけどそれも叶わず" と書いてしまいました。 ちょっと舌足らずだったかもしれないので、補足。 まずJohnny Thunders & The Heartbreakersのデビュー作、「L.A.M.F.」をプロデュースしてます。 Tracksレーベルでの制作なので、それでJohn Keenがプロデュースを担当したみたいですね。 ジョニー・サンダース本人はジョン・キーンのプロデュースにはっきり「不満だった」と言っているみたいですが、でも天下の「L.A.M.F.」のプロデューサーという事実に変わりはありません。 L.A.M.F. (Like A Mother Fxxker)はドールズ(=グラム)〜ハートブレイカーズ(=パンク)と常に異端でありつづけたジョニー・サンダーズが初めて主導権を得て結成したバンド。 Chinese Rock, Born To Loose, All By Myselfといった傑作ロックンロールが並び、ルックス的にも最高。 ジョニー・サンダーズはいわばロックンロール・ジャンキー。本人の自覚としてはロックンロール以外の何者でもないのだろうけど、時代と環境が彼をグラムやパンクの異端児にしてしまった気がします。 ただ人生の最後を過ごしたニュー・オーリンズ時代は音楽的には幸福だったみたいで、それが何より。 John Keenは、モーターヘッドのデビュー作もプロデュースしています。 これはチズウィックがパンク〜NWのどさくさに紛れて世に出したとした思えないんですが、おそらくパブサーキットで「仕事が早くて、安くて、スケジュールが空いている奴!」を探したら、たまたまjonn Keenが居た・・・という感じだったんじゃないですかね。 でもやはり、この偉大なハードロックバンドのデビュー作のプロデューサというのは評価しなければ。 ハートブレイカーズにしろ、モーターヘッドにしろ、レーベル繋がりでデビュー作をプロデュースを担当するもそれ以降は声がかからない・・・というのはやはり相性でしょうね。 このエントリーを書く為に、彼

Blue Oyster Cult

夢を見た・・・ 大学生から社会人にかけ体験してきたようなワイルドでノーティーな人生をちょっと醒めた目で見る第三者的に追体験したような夢。 夢なのでストーリーがある訳でもなし、インパクトのある断片的エピソードが次から次へとジェットコースター的に出てきたが、最後はある女性から、そんな生活をも肯定的に赦してもらい泣いているところで目が覚めた。 実際に泣いていた。ここ数ヶ月、精神的にも自覚する程の不安定さだったが、その不安定さ、その根本にある自身のいい加減さなども霧散し、なんか根拠無く安心したような気がする。 で、ブルー・オイスター・カルト。 夢の中でのワイルドな生活のかなりの部分は、フォガットあるいはブルー・オイスター・カルトのメンバーとして(笑 フォガットのメンバーとしてベース(なぜかベース)をぶっ壊したり、グルーピー(当然ブロンド。だけど年増)とステージ上でメルアドの交換したり。 BOCとしてギター弾きながら5人でBorn To Be Wildも歌ったぞ。あ、誰かにケツを狙われていて難儀したな(笑 まぁそんなこんなで自分的Sin and Salvationな夢を見た。 しかし、何で俺の場合はFoghatとBlue Oyster Cultなんだ!? こういうトリップしたような、暗喩が含まれるような夢の場合、例えば ・ジョン・レノンと飲んだくれながらも何か教訓になる言葉をもらう  とか ・キースとビル・ワイマンの軟派仲間に入れてもらっておいしい処をいただく  とか ・ディランのバンドで(人生を)続けることの重要さを教えてもらう といった、それなり格調ある夢になるんじゃないのか? そこまでいかなくとも、所謂賢人から啓示を受けるとか、偉人からインスピレーションを得るとか、普通はそんな、意味のある夢なんじゃないでしょうかね? それが何の因果でワシはフォガットとしてギターぶっ壊したり、BOCとしてケツを気にしながら「ワイルドで行こう」をガナったりといった夢になるんだろうか。 あ、まぁ結局そういう人生だったということか。それならそれで、FoghatにBlue Oyster Cult、身に余る光栄です。これがKissとAsiaだったりするととますます気が滅入る(笑 こんな夢とのシンクロニシティか、BOCの1978年のライブ「暗黒の狂宴」が、大量ボーナス投入、DVDおまけ付きという殿様

American Boy & Girl

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ニューヨークのSSWガーランド・ジェフリーズ(Garland Jeffreys)の1979年発表の4作目。 前年の「One-Eyed Jack」、Epicに移籍してからの「Escape Artist」(1981年)と合わせ、彼の最初のピークを成す傑作アルバム。 アナログ時代は全曲解説できるぜ! ってくらい聴きまくったアルバムなんですが、なにせCDが出ていないようで、今年の正月はこいつをLPからリッピングするのが目的で帰省しました(笑 今では知る人ぞ知るという感じのGarland Jeffreysですが、この人は60年代末からNYCでアーティストとして活動していたようで、ジョン・ケイルとかルー・リードとかを聴いていると自然とこの人の名前に巡り会う事にもなります(笑 とはいえ、あっち系の恐ろしい人ではなく、SSW/ロッカー系の判り易い音楽と社会的なメッセージを持った人ですね。 この「American Boy & Girl」、ジャケット写真にはアフロ/ヒスパニック系の少年とその恋人と思われる白人少女が使われています。NYCに限らず80年代以降のアメリカの都市部ならどこにでも普通にいる「祝福されない」カップルです。(年代、地域を問わず「祝福されない」とも言えますが) ちなみに、ジャケットの裏側にはガーランド・ジェフリーズからこの二人に向けた"Please Don't You Let Me Down"というメセージがプリントされています。 また、このアルバムにはもしかしたら彼の最大のヒットかもしれない「Matador」が収録されてます。でもその曲すらも埋没しかねくらいの名曲揃い。基本的にはロックにジャンルされるんですが、レゲェとかパンクとかの影響が濃厚な、早過ぎたミクスチャーロック。 たぶん、今年2008年にはもう一度再発・・・されて欲しいなぁ。 というのは、2007年にEpicで出した「Escape Artist」と「Guts of Love」がボーナス付きで再発されているんですよね。 A&Mでのアルバムは今まで放置されているので、Epic分で盛り上がったところで是非A&M分もと期待したいのですが。 特に「Escape Artist」はバックを(グラハム・パーカーの)Rumourや(スプリングスティーンの)E-ストリートバ

People Are Strange / Echo & The Bunnymen

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正月に実家のLP類をせっせとリッピングしていたら出てきた12インチシングル。 1988年にEcho & The Bunnymenがリリースしたもの。 曲はザ・ドアーズの「まぼろしの世界(People Are Strange)」。 プロデューサーは本家レイ・マンザレク。 1988年に、ドアーズの本質的な後継者とも言われたバニーズが、レイ・マンザレクと一緒に、まぼろしの世界をカバーした。 という事実だけでも凄いですね。 で、このシングル、実は「ロスト・ボーイズ」という映画のサントラからのシングルカット。 青春吸血鬼映画という奇妙なジャンルの映画なですが、吸血鬼が格好良い! その吸血鬼のリーダー役が今をときめくジャック・バウワーこと、キーファー・サザーランド。吸血鬼が格好良いというよりキーファーが格好良いんですけど。 なので、サントラやこのシングルは入手難でも、DVDなら簡単に入手できます。 父親のドナルド・サザーランドと違い、「24」までこれぞという当たり役に恵まれなかったキーファーですが、その彼の若かりし頃の代表作ではないでしょうかね。

Thunderclap Newman

Apple/Macintosh/iPodなどの念頭の恒例行事「Macworld」がサンフランシスコで幕を開け、今年のキャッチコピーは「There's something in the air」。 ちょっと古めのロックファンであれば、「あ。Thunderclap Newmanだ! 隠し球で何か革命的な製品またはサービスが発表か!?」と連想してますよね、その歌詞からして。 ちなみに、歌い出しの歌詞はこんな感じ。 Call out the instigators Because there’s something in the air We’ve got to get together sooner or later Because the revolution’s here, and you know it’s right And you know that it’s right いかにも60年代末的な高揚感が感じられる歌詞です。 しかしこのThunderclap Newman、未だにちゃんとCDで入手可能なんですね、素晴らしい。 この唯一のアルバム「Hollywood Dream」はThe WhoのPeteがプロデュースを担当し、Trackレーベルから発売されるという、まぁ当時絶好調のWhoのバックアップを受けた幸せな出発だったんですけどね。 リーダーのJohn 'Speedy' KeenはもともとWhoのローディーだった人なので、その縁でPeteからもバックアップしてもらったり、曲を共作したりしていました。 70年代にソロ作を2枚発表し、もう少し活動を続ければパブロック〜NWの流れにも乗れたんでしょうけどそれも叶わず、2002年に亡くなっています。 当時16歳のギタリストのジミー・マックローはこの後Stone The Crows、Paul McCartney & Wingなどで活躍するも、オーバードゥースで1979年に死亡。Wingsの前ギタリストということもあり、当時はかなりニュースになりましたね。 ということで、悠々たるスタートを切るも、メンバー含めてあまり芳しくない終わり方をしてしまったバンドですが、でもこのアルバムは必聴。 また「いちご白書」でも使われていて、フリーウェイのシーンだったのかな? 映画の時代背景を伝えるにはベスト