Foghat 1st
Foghatの創始者はLonesome Dave Peverett。あたまに"Lonesome"が付くのは、シャイで静かなプライベートライフから付けられたあだなです(でもライブではメチャクチャ派手)。
1960 年代後半に一世を風靡していた、ブリティッシュ・ブルーズ・ロックシーンの中で、Fleetwood Mac(全然別のバンドになって今も?存続中)、Chicken Shackと並ぶ3大ブルースバンドと称されたSavoy Brown(Kim Simondsをリーダーに今も活動中)でリズム・ギターを担当していたLonesome Daveが、ベースのTony Stevens、ドラムのRoger Earlと一緒にバンドを抜け、リードギターにRod Priceを加えて1971年にFoghatを結成します。
そして、いきなり活動の拠点をアメリカに移し(好きなブルースマンが沢山いるから)、Beasvilleレーベルと契約し(新興かつ小規模、だけど敏腕経営者がいるので)、1972年のこの1stアルバムを発表します。録音はRockfieldスタジオでプロデューサーはデイブ・エドモンズ! ゲストにはトッド・ラングレン(たぶんBeasvilleからのお目付役)やアンディ・フェアウェザー・ロウ(AFL)などが。
元Savoy BrownがDave EdmundsプロデュースでBeasvilleレーベルからウェールズ録音のアルバムを出す。これじゃぁどんな内容か想像も付きませんが、実際はいたってシンプル。Savoy Brownからブルース味を多少薄め、薄くなったところにR&B風味を足し、切れ味も良くした音を出しています。
彼等のライブでの定番になる「I Just Want to Make Love to You」(Willie Dixonのカバー)で幕を開けるごきげんなハード・ブギ・アルバムです。
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