投稿

7月, 2007の投稿を表示しています

警察沙汰?

なんかなぁ 作家はともかく、「パンク歌手」という表現には思い切り違和感があるけど、それより中身の方がよほど違和感ありますねぇ。 しかし情けない。あの町田町蔵が、歌謡ロック野郎とつるんでいるだけでも日和ったとか言われかねないのに、こともあろうに殴られました、怪我しましたと警察に届け出。何を考えているんだ!? いつもは警察は権力の犬だとか反体制風言動をしているくせに、いざとなると二言目には「警察に訴える」とか言い出す心情左翼や自称ラディカリストな方々とそっくり。サークル内の事はサークル内で処理して、つまらん事に税金を使わせないでくれよ。

Rock 'n' Roll Fantasy Camp

へぇー、「 Rock 'n' Roll Fantasy Camp 」というのは、ミュージシャンとジャムが出来るんですね。 だいたい1万5千ドル(日本円で200万円弱)。 これで、開催地にもよるけど、プリンスとかビリー・ジョエル、ビル・ワイマンにジャック・ブルース、ニール・マーレイあるいはサイモン・カークにミック・ラルフスといった面々とジャムれるんですよ。ちゃんとリハーサルも一緒にやるそうだし、場合によってはミュージシャンから直接教えを請う事も可能らしい。 これは盲点だったなぁ、現役をしりぞきつつある、でも世界的な有名で数多くのファンを抱えるミュージシャンは、こういう老後もありだったのか。 そもそも演奏すること、歌う事が死ぬほど好きという人たちばかりだから、金を稼げるなんて二の次で、楽しくしょうがないだろうなぁ。 しかし一晩のジャム参加に何万ドルもポンと払える参加者も凄いもんがあります。

Steve Forbert / Strange Names and New Sensations

Steve Forbertの新作「Strange Names and New Sensations」を購入。 ジャケットには白髪交じりのスティーブの姿もあります。デビューから30年以上、童顔で若手のSSWだったスティーブ・フォーバートもすっかりベテランかつ孤高のSSWになりつつありますね。 今回のアルバムの目玉は2曲。 最初の大ヒット曲「Romeo's Tune」のセルフ・カバー。 当時の若々しく元気なバージョンとは一転、最近のライブでも聴ける落ち着いたアコースティック系バージョン。でもどこをどうアレンジしても「ロメオの歌」、「スティーブ・フォーバート」以外の何者でもないですねぇ。とにかく名曲。 もう1曲は彼にしてはかなりストレートな反戦ソング「The Baghdad Dream」。 彼のサイト SteveForbert.com ではずいぶん前から デモ版が公開 されていましたが、これでようやく正式リリース。 こういう地味だけど良質な活動をしているSSWが頑張っていて、しかもきちんと社会的なメッセージも発しているというのはある意味羨ましいですね。

Santo Domingo

イメージ
自由が丘の裏手、Loftの入っているビルの看板です。 Santo Domingo 四半世紀も昔に存在した伝説のお店が、看板だけ未だに残っていたとは・・奇跡的。

Lou Ann Barton

いぇねぇ、こういうのを見ると歳を感じますね。 テキサスの女性白人ブルース・シンガーであるルー・アン・バートンが1982年に発表した初ソロアルバム。目出たくCDで再発です。 もう25年も経っちゃったのか。 1982年というと南部風サウンドも一緒にAOR方面へ行ってしまった頃でして、このソロもマッスル・ショールズ録音かつジェリー・ウェクスラーのプロデュースということもあり、南部鉄血ブルースシンガーというよりやや甘みのある、どちらかというとサザン・ソウル風音作りになってます。 特筆すべきはFrankie Millerの曲が2曲もカバーされていること。 なぜ、スコティッシュ・ファンキーロックの帝王であるフランキー・ミラーがカバーされているのか、詳細は判らないんですが、Frankie大好き人間としてはその点もポイント高し。 南部のソウルやR&Bに憧れる英国人であるフランキー・ミラーの曲を、生っ粋のテキサンだけど白人でありかつ女性というこの業界では二重苦を負ったルー・アン・バートンが歌い、バックをおそらく両者の憧れでもあったであろうマッスル・ショールズのミュージシャンが務める。 このねじくれた関係を面白いと思うか、興味深いと思えるかでアルバムの良さも変わってきてしまいそうですね。

Keith Richards / Only Found Out Yesterday

パイレーツ・オブ・カリビアンという映画、ジョニー・デップが主演だし映画としても上質な部類だと思うのですが、三部作の最終作を日本語吹き替え版で観てきました。 もちろんお目当てはKeith Richardsのカメオ出演! おぉー、こんな場面でこういう役柄で出演ですかぁ!! 出て来た瞬間、館内全員思わず息を呑み手を握りしめて画面を凝視しました・・・「ちゃっ、ちゃんとセリフ喋れるんだろうか!?」 というのは大げさげですが、でもまぁ無難にこなせたようです。 ジョニー・デップがジャック・スパローの役作りの参考にしたからとか、まぁロックファンにしてみれば何を今さらのファッションですけどね。 あの頃のキースのファッションは、ドールズにジョニー・サンダース、あるいは日本ではRCとか、みりゃ判るだろうというほど野影響力を持っていたんだけど、そう思っていたのはストーンズファンだけで、どうも一般的には知られていなかったみたいですね。 しかし、キースとこの映画との関連で一番のニュースは、新曲(?)である「Only Found Out Yesterday」が聴けること。 なんてことはない、アコースティングインストですけど、サントラにも入っていないし、今のところこれを聴くには映画館に足を運ぶしかない! ということで、キースファンにとってはマストな映画になっていると思われます。

Yello Submarine

イメージ
ウィー・オール・リブ・イン・ア・イエロ・サブマリン 懐かしのイエロー・サブマリン音頭が頭の中で鳴り響くような絵ですな。 この怪しいような懐かしいような物体。 実はあのマイクロソフトの共同創立者で世界で3番目くらいのお金持ちであるポール・アレンさんの自家用潜水艦。 詳しい記事はここ 。 そうかぁ、やはり筋金入りのロック野郎だし、普通にクルマなんか買って乗っても面白くもなんともないものなぁ。となれば、こういうプライベート潜水艦を作って、アニメとビートルズの世界を再現することに命をかけなくちゃ。これぞ由緒正しいビートルズフリーク。 さてこの写真も潜水艦。 昔、アメリカ太平洋艦隊の知り合いから借金のカタに取り上げたもの。 今はこうしてハワイの業者に貸し出して、観光潜水艦として観光客を乗せ稼いでいます、わっはっは。 ってジョージ川口じゃないんだからさ(笑

Club333

ちょっと遅くなりましたが、ボサノバ・ユニット「SAPATOS」ライブのご報告。 東京タワーの大展望台にあるClub333では毎週水曜日と木曜日の夜にライブをやっているのですが、毎月初の木曜日はSAPATOSがレギュラー出演してます。 実はちょっとした知人でもあり、Club333のライブは地元ということで出来る限り顔を出すようにしてます。 で、今月はなぜかクルマ関係の知人(実はSAPATOSの木村さんもクルマ関係)がぞろぞろ。いつもの月は2,3人なんですが、今月は棚ぼたじゃない、七夕なので同伴ありでぞろぞろ。軽くいつもの倍は来てまして、さすが浴衣無料というだけあり盛況。

Dennis Wilson / Pacific Ocean Blue

そうか、今年はこの「Pacific Ocean Blue」発売30周年、そして来年はデニス・ウィルソン没後25年。 それで「断絶」が出たりして、こっそりデニス・ウィルソン・トリビュートが始まっているんだな!? とにかく15年前にCD化されたままで、今やそのCDすら中古で1万円オーバー。なんでLPの時に買っておかなかったのか悔やまれる1枚です。 でも今年か来年には、このPacific Ocean Blueのリマスターが、幻の2nd「Bamboo」とのカップリングで”公式に”再発されるんだろうと勝手に期待しています。 BB5の中で唯一の本物のサーファー。酒飲みでジャンキーでロマンチックなカリフォルニア野郎。 音楽的才能がないから兄貴達からドラマーをやらされたという逸話もあるけど、歌う才能に関しては実は兄弟の中では一番かも。 昔と違って、その証拠となる映像もズラズラ出せるというのがいいね。 この映像(というか音)はFarewell My Friend。 酔ってL.A。のマリナ・デル・レイの海中に沈んだデニスの、葬式でも流された曰く付きの曲。

サム・フィリップス♀

サム・フィリップス、エルビスを発掘したあのサム・フィリップスじゃなくて、女性シンガーの方。 オルタナ・ポップなアーティストとして、あるいはT−ボーン・バーネット(元)夫人として有名な人ですが、ぼけっとTVを見ていたら、映画「ダイ・ハード3」に出ているのを発見。 女優もやっていたのかぁ。 女優、シンガー、良い曲も書くし、音も単なるポップではないアバンギャルドな音。おまけに美人(笑 90年代の諸作は旦那のプロデュースということもあり愛聴していましたが、個人的にはこの「Cruel Inventions」と「Martinis and Bikinis」が特に好き。というか、90年代T-ボーン・バーネットのマスターピース的アルバムだと思います。 しかし、女優もやっていたのかぁ(しつこい)。 唇の薄いあたり、たしかに悪女役が似合いますね。

ニール・ヤング 愛

最新のレコードコレクター誌を読んでいたら「ニール・ヤングはあまり頭がよろしくない」というような発言を発見。 でもそれって、むかーしから言われていることだよね。手許にある最古の記録はAfter The Goldrushの日本盤ライナーかな。さすがにその頃だとその歌声から想像したのかナイーブな青年だと思われていたらしいく、頭が悪いのどうのこうのという記述はなし。 そして70年代も進み、音楽ジャーナリストが直接本人にインタビューするようになったり、来日したりすると、ぼつぼつと「脳みそが溶けちゃってる人」とか「本能の人」といった表現がされるようになったかと記憶してます。 でもロジカルに理詰めでパフォーマンスをするのではなく、本能的に感覚的に発言し表現することこそがニール・ヤングであり、青臭いとかいう言われ方をされたとしても、今のアメリカに対する違和感をストレートに表現できているんでしょうね。 振り返ってみれば、60年代末学園闘争の時期のOhio、パンクをニールなりに解釈したRust Never Sleeps、湾岸戦争への違和感Weld、アメリカへの違和感と告発のGreendale。解釈不要、おかしいと思うものはおかしい! という彼の姿勢はこの40年間全く変わっていません。だからこそ音楽のスタイルなどはころころ変わってもファン層は増えるばかり。 そしてバカのブッシュに対抗するには、こういう本能と感覚で表現する人がうってつけなんだろうね。ヒラリーで大丈夫かいな。