Young Americans


久々にリアル店舗でCDを買ってしまいました。
一番の目的はパティ・スミスの最新作だったのだけど、ついこんなものを。
でも、こんなモン呼ばわりしてしまったけど、ボウイの傑作には違いないです。


1975年作。本来なら2年前に30周年記念盤として出ていたはずなんですが、諸々手違いがあったもようで32年目にして決定版の再発。
この時期、グラム時代に区切りを付けたボウイが向かった先はアメリカのソウル/ファンク。バックも有名無名のその手の米国人ミュージシャンがずらり。おまけにジョン・レノンまで引っ張り出してきて、Across The Universeをカバーするという入れ込みよう。
本人はプラスティック・ソウルと自嘲していたけど、フィリーソウルだったりファンクだったりで、当時の米国黒人音楽の最先端。

しかし、これだけの力作、傑作にも関らず、当時の米国でのセールスはさっぱり。シングルはたしかにヒットしたんだけどね。
今になって振り返ってみると、プラスティックソウルとはいえ当時才能のピークを迎えていたボウイなので、普通の人にはさっぱりわからないほど最先端の音楽になっちゃっていたんだなぁと。ソウルに限らず、ロック的にも70年代のロックのピークとも言えるんじゃないかな。
このYoung Americansと次のStation To Stationでソウル/ファンクに関しては黒人、白人問わず最高レベルの作品を連発したのに、米国ではさっぱり売れず、ボウイはベルリンに向かう訳ですね。

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