Madonna

とても象徴的なニュースが二つ。
マドンナがワーナーを離れるという話と
 米コンサート運営大手ライブ・ネーションは16日、女性人気歌手マドンナ(49)が同社に移籍したと発表した。大物歌手は収益源の軸足をCDからコンサートへ移行しつつあり、マドンナは「音楽業界の構造変化に対応した」と移籍理由を説明した。

もうひとつはiTMS Plusの値下げの話
米アップルは16日、音楽・動画配信サービス「iTunes(アイチューンズ)」でのコピー防止機能なしの楽曲ダウンロードについて、価格を従来の1曲1ドル29セント(約150円)から99セントに引き下げると発表した。

マドンナはですね、アーティスティックな自由を確保するためにワーナー移籍にあたって副社長のポストを要求したくらいの人ですから、「音楽業界の構造変化に対応」という移籍理由もさもありなん。まぁ高額の移籍料が絡んでいることを忘れてはいけないですが。

iTMSの方は、Amazonや競合他社に対抗するというのが最大の理由だと思われますが、それにしてもDRM(FairPlay)付きとDRMなし(かつ高品質)が同じ価格というのはチャンレジブルです。

考えてみれば、CDというパッケージ製品の歴史もせいぜい20年。ビジネスモデルがほぼ同じレコードという製品メディアにしても実質的には100年もないわけですからね。別にそれがオンライン化したとしても天地がひっくり変えるほどの驚きじゃないですからね。20年も経てばビジネスモデルがガラっと変わっても不思議じゃないんですから。

1960年代生まれのボクなんかにすれば、ジャケットや物理的メディアの魅力、コンテンツ(音楽)の再生手段(オーディオ)まで含めたある種のカルチャーに対する愛着というのはやはり強いですし、携帯でダウンロードするなんて「音楽をスーパーマーケットで買ってくるなよ((c)中村とうよう)」と同じような感覚を持っちゃうんですね。
ボクもiTMSでコンテンツは買うけど、録音年も録音スタジオも参加ミュージシャンもよくわからないコンテンツには金かけれあないよなぁと思うんですが。普通の人はそんなこと気にならないのかなぁ。

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