Lou Ann Barton


いぇねぇ、こういうのを見ると歳を感じますね。
テキサスの女性白人ブルース・シンガーであるルー・アン・バートンが1982年に発表した初ソロアルバム。目出たくCDで再発です。
もう25年も経っちゃったのか。

1982年というと南部風サウンドも一緒にAOR方面へ行ってしまった頃でして、このソロもマッスル・ショールズ録音かつジェリー・ウェクスラーのプロデュースということもあり、南部鉄血ブルースシンガーというよりやや甘みのある、どちらかというとサザン・ソウル風音作りになってます。

特筆すべきはFrankie Millerの曲が2曲もカバーされていること。
なぜ、スコティッシュ・ファンキーロックの帝王であるフランキー・ミラーがカバーされているのか、詳細は判らないんですが、Frankie大好き人間としてはその点もポイント高し。

南部のソウルやR&Bに憧れる英国人であるフランキー・ミラーの曲を、生っ粋のテキサンだけど白人でありかつ女性というこの業界では二重苦を負ったルー・アン・バートンが歌い、バックをおそらく両者の憧れでもあったであろうマッスル・ショールズのミュージシャンが務める。
このねじくれた関係を面白いと思うか、興味深いと思えるかでアルバムの良さも変わってきてしまいそうですね。

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