ニール・ヤング 愛

最新のレコードコレクター誌を読んでいたら「ニール・ヤングはあまり頭がよろしくない」というような発言を発見。

でもそれって、むかーしから言われていることだよね。手許にある最古の記録はAfter The Goldrushの日本盤ライナーかな。さすがにその頃だとその歌声から想像したのかナイーブな青年だと思われていたらしいく、頭が悪いのどうのこうのという記述はなし。
そして70年代も進み、音楽ジャーナリストが直接本人にインタビューするようになったり、来日したりすると、ぼつぼつと「脳みそが溶けちゃってる人」とか「本能の人」といった表現がされるようになったかと記憶してます。

でもロジカルに理詰めでパフォーマンスをするのではなく、本能的に感覚的に発言し表現することこそがニール・ヤングであり、青臭いとかいう言われ方をされたとしても、今のアメリカに対する違和感をストレートに表現できているんでしょうね。

振り返ってみれば、60年代末学園闘争の時期のOhio、パンクをニールなりに解釈したRust Never Sleeps、湾岸戦争への違和感Weld、アメリカへの違和感と告発のGreendale。解釈不要、おかしいと思うものはおかしい! という彼の姿勢はこの40年間全く変わっていません。だからこそ音楽のスタイルなどはころころ変わってもファン層は増えるばかり。

そしてバカのブッシュに対抗するには、こういう本能と感覚で表現する人がうってつけなんだろうね。ヒラリーで大丈夫かいな。

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